
乾癬症状のケアにはお風呂の入浴方法も重要となってきます。
乾癬だけに限りませんが、お風呂には心身のリラックス効果や衛生面で重要な効果があり、入浴と健康は密接な関係にあると考えられています。
また、入浴剤や温泉による効能も見逃せません。
乾癬と入浴
乾癬と入浴の関係は、ストレス解消と衛生面が大きいです。
1日の始まりにシャワー、1日の終わりに入浴など、お風呂に入ることによって一区切りが付く感じがしますよね。この区切りによるリラックス効果は非常に大きいものでしょう。
さらに入浴には血行改善や皮膚の保湿効果があり、体の内外からの健康を導き、これは皮膚疾患にとっては特に重要なものですね。
また、外用の塗り薬を使用している場合は入浴後の使用が効果的になってきます。
乾癬症状がある時の入浴の注意点
乾癬症状がある時は入浴にも気を付けてほしい点があります。
洗うときや体を拭くときにゴシゴシと擦りすぎないことと、長時間や温度の高いお風呂の入りすぎによる過剰代謝での皮膚のかゆみなどです。
お湯の温度は低めの38度ほどが良いでしょう。
乾癬と温泉
温泉の泉質によっては乾癬にも効くと言われています。
日本の温泉医学で乾癬に効くと言われている泉質には、濁り湯の硫黄系とナトリウム塩化物泉があります。
皮膚疾患に良いとされ、乾癬の効能に有名な温泉もいくつかあり、北海道の豊富温泉はナトリウム塩化泉で殺菌効果があるとして乾癬治療に人気で乾癬治療ツアーなども組まれています。
山形にある蔵王温泉は、ミョウバン泉という皮膚の角質を引き締める効能があり乾癬にも効能があると言われています。
他にも、硫黄泉では群馬県の草津温泉や北海道の登別温泉が有名です。
もちろん単純に温泉として楽しむのもおすすめですし、乾癬治療の一環としても訪れてみてはいかがでしょうか。
おすすめの入浴剤
ヨーロッパにある死海という海水の10倍の塩分濃度の高い湖をご存知でしょうか。
死海に含まれるマグネシウムには角質の異常増殖を抑える効果があるようで、ヨーロッパの乾癬患者には死海に行くと乾癬症状が治まることが有名なようです。
日本にいる人にとって死海に行くことは難しいのですが、死海の塩は通販で購入することができるので、自宅のお風呂で入浴剤として使用することが可能です。
デッドシーバスソルトといって、これは私も使用しているおすすめ品です。入浴剤としてもクセがありませんし、ぜひお試しになってみてください。
また、免疫系疾患として乾癬と共通の部分が多いとされるアトピー性皮膚炎のために作られた入浴剤の評判も良いです。こちらも合わせて選択肢としてみてください。
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お風呂上りには保湿を
お風呂上がりは蒸発によって水分が失われやすい状態です。乾燥は乾癬症状にとって悪影響ですし、かゆみの元ともなるので保湿ケアはぜひ意識してください。
お風呂上がりの数分数秒の保湿ケアが、肌の水分量を決めるとも言われているぐらいです。
お風呂上がりには化粧水と保湿クリームを使うことによって、入浴の効果を最大限に受けていきましょう。
ただ、乾癬症状がある場合は無添加で敏感肌に対応したもののご使用をおすすめします。
こちらのオージェンヌは、アトピー性皮膚炎でもスキンケアをするための無添加化粧水ですので、お風呂上がりのスキンケアで肌に潤いベースを与えてあげてください。
こちらのADリッチクリームは、アトピー性皮膚炎でも使用されている無添加の保湿クリームで、かゆみ止めとしてもおすすめです。
保湿に関してはこちらも合わせてご参考ください。
まとめ
乾癬にとってだけではないですが、入浴は心身の健康にとって重要な要素のひとつです。
効能のある温泉もいいですが毎日入るわけにはいかないと思うので、自宅では入浴剤などを使用して乾癬治療の一環としてみるのもおすすめです。
肌の保湿とストレス解消にお風呂は欠かせないので、入浴をぜひ乾癬治療に繋げてみてください。
乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますので、合わせてぜひご参考ください。