乾癬の改善において食生活は非常に重要ですが、あまり厳密にし過ぎてもストレスが溜まってしまう場合もあります。
時には間食したりすることも息抜きとして必要なこともありますね。
しかしその間食においては、食べるものを選んでいかなければならなく、スナック菓子などは禁物と言っていいもののひとつです。
そして間食として食べるものにドーナツがありますね。食事として摂る人もいるかもしれませんが、これはあまり好ましくないと考えた方がいいでしょう。
ドーナツ
ドーナツは基本的には小麦粉から作られているパンと同じですね。
ただ、油で揚げているのと、砂糖が大量に使われているという点で、皮膚疾患だけではなく健康全般において好ましくないものと考えられています。
グルテンフリーなどによって近年注目されてきていますが、小麦粉も本来は控えるべき要素ですし、ドーナツは乾癬にとって避けるにこしたことはありません。
・乾癬とグルテン
人間の趣好を研究して作られたものですから、おいしいと感じるのは当然なのですが、おいしいものが健康に良いものとは違いますね。
油で揚げたものは避ける
健康全般にいえますが、特に乾癬にとって、酸化した食べ物は避けるべきものです。
加熱するほどに酸化していきますから、食材の熱しすぎは注意しなければなりません。特に大量の油で加熱すると酸化は加速していきます。
健康的な調理法としては、「蒸す・茹でる」が最適で、次に「焼く」、最悪が「揚げる」だと言われています。
ドーナツは小麦を油で揚げて砂糖をまぶしたものですから最悪に近いと言っていいのではないでしょうか。
トランス脂肪酸
量販店でドーナツを揚げる際はフライ用ショートニングが使われることが多いのですが、ショートニングはトランス脂肪酸を含むので、欧米では禁止や注意喚起されている国もあるぐらいのリスクのあるものです。
トランス脂肪酸は摂取量の1%未満にするように注意喚起がなされていますね。
2000kcalだとすると1日2g未満にした方がいいということでしょう。
ちなみに量販店でのドーナツには1個当たり1~1.5gのトランス脂肪酸が含まれていたようです。現在は0.25gまで低減したようですが。
だからといって乾癬症状があるなら許容量までは大丈夫という気持ちは持たない方がいいでしょう。腸内環境が好ましくない状態にある乾癬患者にとっては過敏になった方がいいぐらいだと思います。
まとめ
ドーナツは趣好を追求したものなのでおいしいというのは当然なのですが、健康にとっては好ましくないものだと考えた方がいいと思います。
油で揚げた小麦粉に大量の砂糖という、乾癬にとって避けるべきものが揃っています。
ドーナツをどうしても食べたいなら揚げたものよりは焼きドーナツの方がいいでしょう。
趣好品をゼロにするというのはストレスがかかるので、少量ならというのもアリかもしれません。
しかし砂糖には依存症があるため、定期的に欲してしまうという循環に陥ることが多いです。1個食べたら2個目を食べたい欲求もお分かりでしょう。
しばらく摂らなければどうということはないので、乾癬改善のためにドーナツを食べないという選択肢をおすすめしたいと思います。