
乾癬症状の改善には、食生活の見直しによって体質を変えていく食事療法が重要となってきます。
食事療法というと食材に考えが行きがちですが、食べ方や調理法についても考えていかなければなりません。
食材と合わせて考えていきましょう。
目次
乾癬の食事治療法
乾癬の治療にはアルカリ性の野菜や果物といった食べ物を意識することがが重要です。
なにも意識をしなければ酸性のものばかりを摂ってしまう現代社会なので、できるだけ果物や野菜を意識して食事に取り入れていきましょう。
食べ方
食べ方にスポットを当てることも重要です。
好ましい食べ物でも、食べ方によっては栄養が失われたり、本来の効果を発揮できなかったりします。
消化のいい順から食べ、熱した油は使用せず、できるだけ食材そのもの状態で食べるといったことを意識しましょう。
また、食べる時に「おいしい!」「ありがたい!」と食事を楽しく感じるのも重要です。
逆に、嫌な気持ちやマイナスの感情を持って食べると、体も食べ物に対してマイナスの部分を重点的に受け取ってしまいます。
これは研究でも証明されていることで、決して思い込みや気のせいではないので注意してください。
意識だけでも体の反応は大きく変わります。
食べる順番
食べる順番は、血糖値を上げにくいものからということもありますが、基本は消化のいい順からです。
消化の悪いものを先に胃に入れてしまうと、消化のいいものも悪いものの消化待ちとなってしまい、消化の良さの意味を成しません。
特に果物は、他の食べ物と食べ合わせず単品で食前に食べることをおすすめします。
調理法
食材の調理法も重要で、どう調理するかで料理は違うものとなるでしょう。
基本的に、熱した油での調理は食べ物を酸化させるので避けた方がいいです。
揚げ物は最悪です。フライや焦がしたものも避けてください。揚げるよりは焼く方がいいでしょう。茹でるのと蒸し料理が最善です。
ドレッシングにも注意
ドレッシングにも気をつけた方がいいです。
生野菜サラダは乾癬にとって勧められる料理ですが、市販のドレッシングは油分、糖分、添加物の宝庫です。乾癬患者が避けたいナス科である胡椒もよく使われているので気をつけてください。
ドレッシングとしては物足りないかもしれませんが、レモン果汁かオリーブオイルが非常におすすめです。
物足りないなら、添加物をつかっていないなら市販の無添加ドレッシングでもいいでしょう。
基本的に、乾癬患者はナス科である胡椒を避けたほうがいいので、スパイス的に物足りなく感じますが慣れだと思います。私はもう数年も胡椒を意識的に避けていますが特に問題ありません。
まとめ
食事は食材も重要ですが、調理法や食べ方も大切です。
乾癬の食事療法ではタブーも多く、かなり食事が制限されるように感じますが慣れだと思います。
炭水化物や糖分は依存性によって欲する部分も多いですし慣れればなんてことはありません。
食事を少しずつ改善し、症状が改善されて来たら少しずつ緩めるのもいいでしょう。
1週間に1度は少し好みのものを食べるのも長続きするコツですが、そこで溜めてきた食欲を爆発させてしまっては元も子もありませんので注意してください。この辺りはダイエットの感覚と似ているかもしれませんね。
健康的な食材を基本として、調理法にも気を付けて食事療法を進めていきましょう。サプリメントや漢方薬を合わせて取り入れていくのもおすすめです。
乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますので、合わせてぜひご参考ください。