普段の食生活は健康の源です。医食同源とはよく言ったものです。
乾癬は皮膚に症状が出る病気ですが、原因は内臓、主に消化器官に関係していると考えられるので食生活は原因や治療に大きく関わってきます。
食生活
どんな食べ物がよくて、なにが悪いのか。これは個人差もあって少し難しいところではありますが、基本的には体を酸化させる食べ物は避けるべきでしょう。
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大きなカテゴリーで言うと、果物と野菜を多く摂って、肉類や炭水化物を減らす。その割合は8:2でもいいぐらいですが、現実は逆の割合となっていることが多いのではないでしょうか。
野菜も、皮膚疾患や乾癬症状がある人はナス科の野菜の毒性に弱いので避けるべきです。ナス科はナス、トマト、ジャガイモ、パプリカ、コショウなどです。
参考:ナス科の野菜とアレルギー
調理法も重要です。油で揚げるのは最悪なので、焼いたほうがいいでしょう。もっといいのは蒸すのと煮る、茹でるのがおすすめです。
栄養分を考えるなら生野菜がベストではありますね。
また、糖分や脂肪分は好ましくありません。糖質制限や脂肪分カットというところにも気を配るべきですね。間食は糖質や脂肪分の宝庫でもありますので控えるべきでしょう。
食事と消化
野菜や果物を8の割合、肉や炭水化物を2の割合とすると食事が物足りなく感じるかもしれません。
ただ、これは慣れだと思います。普段の食事量に合わせて胃の大きさは変わるので、常に腹8分を続けていると自然と満足する食事量も減ってきます。
満腹感以外にも腹8分の食事は非常にいいことなのでおすすめで、消化の負担が全く違いますので、胃や腸が常に元気で活動を続けられます。
消化器官は消化・吸収・排泄をしなければなりませんが、満腹や間食を続けていると吸収と排泄に活動が追い付きません。エネルギーのほとんどが消化に回ってしまいます。
胃や腸の負担を減らすためにも、咀嚼による口での消化を意識するのも大切で、歯は消化器官だとも考えられているぐらいです。
水
食事と同じぐらい水は大切です。質のいい水を1日1.5~2リットル、6~8回に分けて摂取することを意識するといいでしょう。
最近では、設置しているオフィスも多いですがウォーターサーバーは非常におすすめです。現在では家庭用ウォーターサーバーもかなり多いですね。
私も使っていますが、市販のミネラルウォーターと変わらない値段で、運ぶ手間もいらないので重宝していて、質のいい水が安価で手軽に入手できるので便利な時代だなと感じます。
まとめ
食生活は乾癬治療だけではなく、健康全般にも大きなウェイトを占めていると思います。
薬による治療をしていたとしても、乾癬再発や悪化は付き物ですので食生活を中心とした生活習慣の改善は行うべきです。
最初はストレスもあるかもしれませんが、ちょっとした意識を変えるだけで食事治療は楽しいものになりますし、少しずつでもぜひ取り組んでみてください。