乾癬は赤く盛り上がって鱗屑が付着する紅斑が特徴的ですね。
皮膚が赤くなる症状は紅斑の他に「紫斑」というものもあります。
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紅斑
紅斑は皮膚が赤く腫れたような状態です。
血管が拡張し、充血していることによって皮膚は赤くなります。炎症している状態ですね。
赤くなっている皮膚を押すと、充血している血液が物理的に移動するため、赤みが引いて通常の皮膚の色になります。
離すとまた血液が戻るので赤くなるという仕組みですね。
虫刺されや湿疹などによって充血や炎症が起こるので皮膚疾患で比較的起こりやすい症状です。乾癬では紅斑が頻発するのが特徴的ですね。
紫斑
紫斑は充血ではなく内出血です。血管から血液が出てしまっているので、紫斑を押しても赤みは引きません。
血液成分の影響によって、赤から紫色に変わっていくのも特徴的です。そして褐色から淡黄色になって消えていくのが通常です。
俗に言うアザや血豆ですね。
直径5mm以下の小さなものを点状出血、5mm以上のものを斑状出血と呼びます。
原因としては、ぶつけたアザの他に、血管の障害によるものと血液の病気の場合があるので、身に覚えのない紫斑が頻発するなら検査した方がよいです。
乾癬によって紫斑が出るということは一般的ではないので、別の疾患の併発を疑った方がいいでしょう。
紫斑と紅斑まとめ
簡単に言ってしまうと、圧迫して赤みが引くのが紅斑、赤いままなのが紫斑です。
どちらも外部からの刺激によって発生する場合と体内に原因があることに分かれます。
皮膚に症状が出ますが、原因は内臓だったり血液にあったりするので、症状が気になる場合は検査してみることをおすすめします。