乾癬の原因

乾癬の原因は皮膚の異常サイクルということなのですが、その異常サイクルを引き起こす原因はまだはっきりとわかっていません。

遺伝、ストレス、食生活などの様々な要因があると考えられていますが、原因にも個人差もありなかなか究明が難しいところでもあります。

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乾癬の原因はまだ不明

まず、残念ながらまだ乾癬の原因ははっきりとは究明できていません。

それぞれによって原因が違う部分もあるでしょうし、肌の病気ではなく内臓からの疾患と捉える考え方もあります。

原因がわかれば治療にも繋げやすいので、それぞれの症状の悪化から悪い因子か何かを考えて、治療に繋げていくのが乾癬改善の近道になることでしょう。

 体調管理や食事記録を付けるのもおすすめです。あなたの症状が悪くなるのはなにがきっかけかの傾向を見ていってください。

乾癬は皮膚の病気?

乾癬を皮膚の疾患と捉えるか、内臓からの疾患が肌に出ているかと考えることで、原因と治療は異なる部分も大きいです。

乾癬のように全身どこにでも紅斑や鱗屑が現れるというのは、皮膚ではなく体の根本的なところに問題が発生していると考えた方がいいかもしれませんね。

例えば、肌に出来物ができたりするのも、肌トラブルが原因なだけではなく胃腸などの調子が肌に現れるというのはご存知だと思います。皮膚と内臓は密接な関係にありますよね。

もちろん、外的要因によって乾癬が悪化することもあるので一概には言えませんが。
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乾癬にかかりやすい人から原因を考える

乾癬にかかりやすい人を見ることで傾向も見えてくるかもしれません。

どんな人でも乾癬にかかる可能性はありますが、重症軽症を問わないなら世界全体では約2%の人が乾癬症状を抱えているようです。

これって思ったよりも意外に多くありませんか?

2%なら100人中2人の割合ということですから、周りにもかなりの乾癬患者さんがいるということになりますよね。

ピークは15~35歳で男女差はあまりなく、色白の人ほどかかりやすいといわれています。

興味深いデータとして、ヨーロッパ諸国、特にドイツは大戦前の乾癬発生率がかなり高かったようで、戦時中に食糧、特に肉類が不足してからは発生率が激減したようです。

そして、戦後復興で食糧供給が改善されると発生率がまた逆戻りしたというデータがあり、これは食生活が乾癬にかなりの影響を与えるということを示していると思います。

 どの食物が合うか合わないかはそれぞれのところもありますが、食事には気を付けてみてください。医食同源は乾癬にも通じることでしょう。

食生活は乾癬の原因

食生活は乾癬の原因として大きな要因のひとつになります。

不摂生な食生活はもちろん、ご自身に合わないアレルギー性の食物もよろしくありません。

どんな食べ物がいいか悪いかは、一般的なものから個人差まであるので難しいのですが、乾癬と食事治療法で書きましたので参考としてみてください。

また、食べ過ぎはどの食物を食べても悪い方向に繋がるので、腹八分、むしろ腹七分以下で留めるのもおすすめです。

これだとすぐにお腹が空くかもしれませんが、これは胃腸に優しいということの証拠でもあるので、胃腸に原因があるとも考えられる乾癬にとっては優先したいことのひとつです。

乾癬の原因は内臓?

皮膚の状態と内臓は密接な関係にあるというのは日常生活からもお分かりかと思います。胃腸から来る肌荒れなんて日常的ですよね。

外傷が引き金となるケネブル現象は別として、全身の皮膚疾患となる乾癬は内臓の病気と考えられるのではないでしょうか。

エドガー・ケイシーの乾癬理論としては、腸が乾癬の原因のひとつだと考えられています。

腸壁の一部が薄くなって多孔質になる現象が起きていて、通常は腸を通過して体外へ排出されるはずの老廃物や毒素が腸壁を抜けてリンパ系に入り込み、血中へ逆流するというものです。

これによって、毒素が全身に運ばれて皮膚への悪影響が出るというものですね。

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腸壁が薄くなる原因

腸壁が薄くなる原因としては様々です。

  • 排泄不良
  • 食生活
  • 摂取水分不足
  • 脊椎の乱れ
  • 否定的な感情
  • 遺伝的要因

これらの条件が重なり合って毒素を形成し、腸壁への悪影響や、本来アルカリ性である血液を酸性へ傾けてしまうと考えられています。

これらの要因を解決していくことによって、体内環境が整えられ、乾癬症状を根本的に改善していく手がかりとなるのではないでしょうか。

健康は腸内環境からというのはよく言われることですが、これは乾癬にも繋がる考え方でもあるでしょう。

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遺伝も乾癬の原因のひとつ

日本皮膚科学会によれば、欧米だと親が乾癬の場合、子供が乾癬を発症するのは20~40%程度と言われていますが、日本ではかなり下がり4~5%程度と言われています。

遺伝が乾癬に与える影響もありますが、発症は環境によって左右される傾向も大きいので食生活やストレスなどコントロールできる部分は意識して変えてみることも重要です。

 遺伝も因子のひとつにはなりますが、後天的要素の方が大きいと思われます。

ストレスは万病のもと

ストレスは全ての病気にとって悪性因子となると考えられていて、乾癬も例外ではありません。

ストレスを完全にゼロにするというのは難しいですが、環境や意識である程度コントロールできる部分もありますので、できるだけストレスを減らせるように意識することをおすすめします。

乾癬そのものがストレスになってしまう部分も大きいですが、ストレスは万病のもとなので必要以上にマイナスに考えないということも重要になってくるでしょう。
関連記事乾癬とストレス

外傷でのケネブル現象に注意

皮膚に怪我や裂傷などの外傷を負った場合、傷に沿って乾癬の症状が現れる場合もあり、これをケネブル現象といいます。

この傷は悪化するほどケネブル現象も悪化するので、乾癬症状がある方は外傷にも気をつけてください。

これは気を付ければ症状の悪化を防げる面でもあります。

関連記事アウスピッツ現象とケネブル現象

乾癬が発生しやすい季節

乾癬は症状は個人差がありますが、一般的に夏には症状が軽くなり、冬には悪化する傾向があります。

夏は湿度が高く日差しが強い環境で、冬は乾燥しやすく日光が少ないのが影響しているのでしょう。

ある患者さんによると、ハワイ旅行に行くと乾癬症状が収まり、旅行から帰ってくると症状が再発するとの症例もあります。

このことから乾癬症状は湿度や日光に影響され、日光による紫外線が乾癬改善として効果を見込めるとの見方もでき、これも紫外線照射治療として応用されています。

まとめ

乾癬は個人によって様々な原因が考えられますが、傾向を見ることによってどの要因が強いかが見えてくるのではないでしょうか。

ご自分の症状の強弱、生活環境などを見直したり考えてみることで原因を探ることができ、乾癬治療に近づけるものと思います。

まずは、ストレスを溜めずに、食事療法を中心に乾癬症状の改善を目指していきましょう。

乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますのでぜひご参考ください。

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