
乾癬の治療は難しく、内服薬、外用薬(塗り薬)、光学療法、生学療法と様々な治療法がありますが、正解の確率はまだ難しくはっきりとはしません。
病院以外の乾癬治療方法としては、漢方やハーブ(薬草)を用いた改善法も選択肢としてあると思います。食事療法との併用もしやすいですし、ぜひ選択肢として取り入れてみてください。
乾癬とハーブ(薬草)
そもそも近代の薬はハーブからできているものもたくさんあり、たかがハーブと言って甘く見てはいけません。ハーブ療法は最古からある治療法のひとつです。
様々な書献でハーブの薬効について書かれていて、多くの病は自然療法だけで治り、どんな病にも効き目のあるハーブが必ずひとつはあると言われています。
乾癬にズバリ効くハーブというのは難しい面もありますが、消化器官からの体質改善を考えたハーブを用いるのがよいのではないでしょうか。
お茶として飲むことができるハーブティーについて考えていきましょう。
乾癬におすすめのハーブティー
乾癬症状は消化器官の異常から毒素が全身に回ってしまい、それが皮膚に出ると考えてケアするべきでしょう。
消化器官のケアに役立つハーブティーとしては様々ですが、入手難度の低いアメリカ・イエロー・サフラン、カモミール、スイカ種をおすすめしたいところです。
順々に見ていきましょう。
サフラン茶
サフランにはアメリカ・イエロー・サフランとスペイン・サフランがありますが、スペイン・サフランは非常に高価なのでアメリカ・イエロー・サフランをおすすめします。
アメリカ・イエロー・サフランとは紅花のことで漢方薬店でも購入することができます。紅花茶なら少しおなじみかもしれませんね。
サフラン茶は腸の殺菌剤として知られていて、主に胃腸などの消化器官からくる皮膚病を和らげるとされ、裂傷、排泄不良、消化吸収の乱れ、毒血症、潰瘍などの改善が期待されます。
カモミール茶
カモミールも一般的で、ハーブショップや健康食品としても入手しやすいと思います。
カモミールは腎臓、気管支、膀胱のトラブル解消に期待がされ、軟膏にして打撲やねんざにも用いられ、強壮剤としても知られています。
乾癬としては、サフラン茶と同じように用いられると考えられています。
スイカ種茶
スイカの種のお茶で、スイカの種は利尿作用があることが知られていて、膀胱系のトラブルに用いられます。
尿路を洗い流し、排泄効果を高めることによって、体内からの毒素を排出が期待されます。
スイカの種茶の作り方は、スイカの種をフライパンで煎ってからお湯で煎じてください。色が出なければ種をつぶしてもいいです。すり鉢なんかがいいですね。
サプリメントもおすすめ
ハーブティーのように食事治療の補助としてサプリメントの使用もおすすめです。
乾癬患者さんはビオチン欠乏症の傾向があるので、特にビオチンとミヤリサンはぜひ摂っていただきたいサプリメントとなっています。
まとめ
ハーブは気休めではなく、古来から薬草として使われている治療法です。
ハーブティーは毒素排出による体質改善面が大きいとされ、処方薬での対処法と違って即効性はありませんが、副作用もほとんどないと考えられます。
乾癬症状の根本的で長期的な改善を考えてハーブの持つ力も取り入れてみてください。
漢方薬や食事治療と並行して乾癬改善を行っていきましょう。
乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますので、合わせてぜひご参考ください。