乾癬の完治

乾癬が完治するのかというのは、患者さんにとって最も大きな興味のひとつでしょう。

どこまでを完治とするかの線引きは難しいところですが、病院治療で皮膚から症状が消えたところを完治とするのは間違いであると考えてください。

そこをゴールとすると再発や悪化に悩まされてしまうことでしょう。重要なのは、症状が消えた後の継続的な生活習慣の改善ともなってきます。

目次

スポンサーリンク

乾癬の完治

乾癬症状が皮膚に現れない状態まで持っていくことはそこまで難しいことではありません。

初期症状のうちに病院で治療を受ければ、おそらくは紅斑と鱗屑は消えていくはずです。

ただ、その後が問題で、なにをしても再発しないかと言われればそうではないと思います。

むしろ、再発しやすいのが乾癬で、常に体の中には乾癬が潜んでいると考えた方がいいでしょう。

病気というよりも体質と考えることが、乾癬との上手な付き合い方でもあると感じます。

そういった面では、乾癬をゼロ%とする完治というのはなかなか難しいかもしれません。

皮膚の症状が消え、自然な生活をしていても長期間に渡って乾癬症状が出ない状態を完治というならば完治は可能です。ただ、その後も再発を意識して悪性因子を避けることも重要です。

乾癬の再発

乾癬症状を皮膚に出ていない状態にすることは可能ですが、治ったからといって元の生活習慣を続けていれば乾癬の再発は時間の問題でしょう。

症状を抑えるために薬を使うだけではなく、生活習慣や食生活を見直したまま、治療時と同じような生活習慣を続けていくことが大切です。

乾癬とはどう上手く付き合っていくかという問題になってきますね。

ただ、一度症状が治まってしまえば、治療中のストイックな食生活を少し緩めても問題ありませんし、必要以上に悩むことはないと思います。

ストレスも乾癬の大敵で、再発を避けるためには体質改善を無理のない範囲で続けていくことが重要となってきます。
スポンサーリンク

完治期間は罹患期間に影響

飲み薬や塗り薬などを使えば一時的に症状が収まることもあるでしょう。

効き目の強い薬を使えば症状は比較的簡単に抑えることができますが、薬には当然副作用があるので再発とリバウンドでの症状悪化は免れません。

薬に頼った治療は即効性がありますが、体のどこかに負担がかかっていることは間違いないでしょう。

薬を使わない自然療法の完治期間だと、乾癬症状が悪化しているほど長引く傾向があります。

ただこれには個人差もあり、1年や4年の罹患年数でも4か月で治癒した例もありますし、15年患っていた乾癬が食事療法によって3か月で治癒した例もあります。

薬を使って何年も症状をごまかすか、自然療法で根本から改善するか、どちらを選んでも症状を出さないことはできますが健康的なのはどちらかは明白だと思います。

乾癬の原因は体内にあると考え、表面上のケアだけでごまかすのではなく、体質改善を行わなければ完治期間も長引くと考えてください。

 乾燥や外傷も乾癬悪化原因のひとつなので、表面上のケアも大切です。体質改善も並行しなければならないということですね。

どの病気にも言えますが、初期症状のうちに根本的な対処をするというのは完治に向けて非常に重要です。

乾癬完治には体質改善が重要

乾癬とは病気というより体質やアレルギーに近いものなのではないでしょうか。

極端な例ですが、ニキビができやすい体質やできにくい体質には個人差があり、ニキビ体質が完治したというのは不可能に近いのではないでしょうか。(ニキビと乾癬は全く違いますが)

だとすると乾癬も完治するというよりは、乾癬が出ないようにするという考え方が自然かもしれません。

完治というのは難しいですが、乾癬が出にくい体質にするというのは可能だと考えます。乾癬治療や完治はそこを目指すのが正解ではないでしょうか。

具体的な自然療法としては、炭水化物や肉類を控え、アレルギー源や相性の悪いものも食べない、喫煙やアルコールはやめる、ストレス軽減、脊柱を正す整体など多岐に渡りますが、どれも一般的な健康法の範囲でそこまで難しいものではありません。

まとめ

どこまでを完治とするかは難しいところですが、症状が表面に出ていない状態や、それを維持することは可能だと思います。

そこには副作用のある薬での治療ではなく、根本からの体質改善での治療をおすすめします。

体質改善のために食生活や生活習慣の改善をしていきましょう。

乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますので、合わせてぜひご参考ください。

スポンサーリンク