乾癬と水虫

皮膚病として、乾癬と水虫の違いというのも患者さんにとっては興味のあることのひとつだと思います。

症状が皮膚に出て、時には似たような症状の状態となるときもありますが、原因は全く違うので正しい知識を持って対処しなければなりません。

特に爪の乾癬は、爪水虫と症状が似ていることから間違われやすい傾向があります。

乾癬はうつりませんが、水虫はうつるのでしっかりと把握していきましょう。

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水虫

水虫は白癬菌に感染することによって起こり、細菌による感染なので他人にうつります。これは乾癬と違って気を付けなければならない点です。

水虫の症状はほとんどが足に出ます。理由としては、靴を履くために、足は菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境が作られるためです。

水虫の1割程度は手にも症状が出ます。また、頭部白癬といって頭部にも症状が出ることもあります。

水虫の症状

水虫の症状としては、かゆみ、水泡、皮膚の剥け、ひび割れ、かさぶたなどです。

乾癬と似ている症状としては、爪に症状が出た時で、どちらも爪への症状は変色や変形です。

水虫の症状は比較的一般的なので、わかりやすい面も多いかもしれませんね。

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水虫の治療

水虫は白癬菌というカビの一種が原因なので、これを根絶させることが水虫治療となります。

治療薬としてはラミシールとイトリゾールが一般的です。薬局でも売っていますが原因がはっきりしない場合は検査をしてから薬を使用することにしてください。

原因によって効く薬が全く違う場合もあります。

爪の場合は薬が塗りづらく、なかなか治りにくいので飲み薬で治療することが多いです。

足などの皮膚の水虫は2か月ほどでの治療期間の傾向ですが、爪の場合は半年ほどかかることもあるので根気も必要です。

治療の注意点は、症状が治まったからといって薬の使用をやめないことです。菌が残っていると再発します

しっかりと病院で検査を受けて治療経過を確認してください。

乾癬と水虫の違い

乾癬と水虫は全く違い、原因も違うので治療法も異なります。

水虫は菌の感染による皮膚トラブル、乾癬は自己免疫からの皮膚の異常サイクルです。

水虫は菌を無くしてしまえば再びうつされない限り再発しませんが、乾癬は体質からくるので食生活や生活習慣を変えることが重要です。

原因と治療の違いはそれぞれ体内と体外と考えてもいいでしょう。

まとめ

水虫と乾癬は全く違います。原因が違うので、検査をすればどちらの病気かすぐにわかります。

適切な治療をするためにも早く検査を受けてみてください。

そして早期のうちに治療に取りかかることをおすすめします。

乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますので、合わせてぜひご参考ください。

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