
乾癬は皮膚に特徴的な疾患が現れますが、原因は皮膚なのでしょうか。
皮膚に原因が全くないとは言い切れませんが、内臓に原因があると考えなければいけないものと思います。
乾癬の原因が不明とされてきたのは皮膚に焦点を当てていたからで、免疫や内臓からの原因を考えることで乾癬の各治療に繋がってきていると感じます。
目次
乾癬と内臓
まず、乾癬は皮膚ではなく体質の問題だと考えます。
皮膚の病気と考えると、爪や関節にも疾患が出るのは納得がいかない点もありますし、皮膚のケアだけでは再発を繰り返すことからも乾癬は根本的な体質部分に原因があると考えましょう。
体質ということは内臓、特に免疫に関わる腸内が大きく影響しているのではないでしょうか。
腸壁からの毒素が体内を巡る
乾癬は本来、体外に排出されるはずの老廃物や毒素が体内に留まってしまい、何らかの原因で薄くなった腸壁から体内に毒素が逆流していると考えられます。
そして、その体内に逆流した毒素を浄化するために、浄化組織である肝臓と腎臓に負荷がかかってしまい、浄化能力のキャパシティーを超えると皮膚までもが毒素排出に駆り出されるというサイクルに至ってしまいます。
皮膚で毒素を排出しなければならないというのは本来の働きではなく、皮膚疾患という形になって現れるのでしょう。
エドガーケイシーは、このような流れが内臓と乾癬が関係している仕組みだと考えています。
腸内環境改善での乾癬治療
乾癬は皮膚のケアを行っているだけでは表面上の治療にしかなりません。
内臓の毒素排出サイクルを改善するためには、体質改善による治療が重要です。
まずは毒素を溜めないことで、これは適切な排出のことです。便秘は乾癬の大敵だと考えましょう。
便秘に関しては、食生活の改善が重要です。洗腸を行なってもいいでしょう。
便秘を解消するだけで、かなりの毒素排出が変わってきます。
腸内環境は体全体に大きな影響を及ぼす重大な要因で、免疫は腸内環境で決まると言われるほどです。
そして、腸内環境を整えるには、食生活だったり生活習慣の改善を軸として治療に取り組むことが大切になってくるでしょう。
ビオチンとミヤリサン
腸内環境の改善は、食生活を中心として見直していくことになりますが、サプリメントでの腸内環境改善もおなじみです。
食生活としては野菜や果物を重視した消化の良いものを食べ、サプリメントでそれを補助していくという食事療法ですね。
乾癬患者はビオチン欠乏症となっている傾向が強く、サプリメントとしてはビオチンを優先的に考えていきましょう。
そしてビオチンを効率よく吸収するためには、ミヤリサンで腸内環境を整えるのもおすすめです。
あとはレシチンでアルカリ性の体質に変えていくのも重要で、とりあえずこの3つは押さえておくことをおすすめしたいところです。
おすすめのサプリメントについてはこちらもぜひご参考ください。
内臓以外の原因
内臓による体質の悪化は乾癬の大きな原因でしょう。しかしそれだけが原因ではないと思います。
遺伝や喫煙など様々な悪化要因がありますが、ストレスも非常に大きな原因です。
ストレスのかかる環境で生活していると明らかに乾癬の症状は悪化するはずで、乾癬だけではありませんが、ストレスは精神や体にとって悪い方向に作用することが非常に多いです。
そして乾癬症状が出ると、その見た目によってストレスがかかってしまい、悪いサイクルにも陥ってしまいがちな面があります。
こうなると自分だけではなかなか改善が難しいでしょう。
ストレス軽減のために一時的に薬での治療もいいと思いますが、あくまでも一時的にです。
薬に頼った治療は副作用もあり、乾癬は必ずといっていいほど悪化して再発します。
薬によって症状が治まったとしても、内臓に目を向けた体質改善を継続的に続けることが乾癬治療に重要と考えてください。
まとめ
乾癬は皮膚に症状が出ますが、皮膚病と考えて皮膚のケアをするだけではなく、原因となる内臓に目を向けた体質改善をしなければなりません。
原因を改善しなければ根本の治療にはならないので、食生活や生活習慣を見直して、内臓と体質の改善をしていくことが重要です。
乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますので、合わせてぜひご参考ください。