乾癬を長期的に改善するには食事での治療法が重要となってきますが、食べていいものや悪いものというのは個人差もありますし難しいところもあります。
そして気になるのは、日本人の主食であるお米ですね。
お米を食べていいのか悪いかというのは非常に重要なことだと思います。
目次
白米と玄米
ざっくり言ってしまうと玄米から胚芽を除いて精白したものが白米ですね。
そして、栄養分のほとんどは取り除いてしまった部分にあるというのは良く知られています。
白米はクセがなく食べやすいというメリットはありますが、栄養面では玄米に大きく劣ります。カロリーの面では十分なのですけどね。
栄養素を比較した表です。
100g当たりの 主な栄養素 |
||
---|---|---|
栄養素 | 白米 | 玄米 |
タンパク質 | 7.4g | 5.7g |
脂質 | 2.3g | 0.8g |
糖質 | 72.5g | 75.5g |
繊維 | 1.0g | 0.3g |
カルシウム | 10g | 6g |
ビタミンB1 | 0.36g | 0.09g |
ビタミンB2 | 0.1g | 0.03g |
ビタミンB6 | 620g | 62g |
ビオチン | 12 | 6 |
葉酸 | 20 | 3 |
ニコチン酸 | 4.1g | 1.4g |
これは主な栄養素のみですが、他にもたくさんの栄養素が含まれています。
糖質の部分は変わらないけど、栄養素は軒並み下がっているというのが注目点ですね。
玄米は食べづらいというデメリット以外は、ほとんどが白米に勝っていると考えていいでしょう。
乾癬とお米
乾癬にとってお米は食べていいものかどうかが注目点ですね。
結論から言うと、パンや麺類などの小麦製品よりはお米の方が良いということになると思います。
小麦製品はグルテンが含まれているため、グルテンフリーにすることが望ましい乾癬において避けるべき食品です。
乾癬は糖質制限も行った方が良いので、お米も少なめにした方がいいですが、主食として摂るなら小麦製品よりお米といったところでしょう。
とくに栄養面も考えて、白米よりも玄米が好ましいです。
エドガーケイシーによると、お米や小麦製品は一切摂らなくてもいい、摂るなら精白したものを避けて玄米か全粒粉にするべきであるとのことです。
近年では主食抜きで野菜や肉だけを食べる健康法やダイエットというのも注目されていて、お米は必要不可欠なものではないとの認識も高まってきていますね。
まとめ
グルテンや糖質を制限することが乾癬にとっては好ましいと考えていいと思います。
そのためにはお米やパン、麺類などの炭水化物を控えなければいけません。
ただ、それでは物足りなさを感じることもあるでしょうから、栄養のバランスを考えて玄米や全粒粉のものを使用するのが好ましいです。
乾癬改善のためには、食事の量と質を考えながら食事療法を進めていきましょう。