乾癬は紫外線の照射によって症状が軽快することが知られています。
乾癬の紫外線療法もそれなりに普及し、リスクの少ない治療法として使用されていますね。
紫外線による日焼けというと日光と日焼けサロンが一般的ですが、これは乾癬治療に使えるのでしょうか。
目次
紫外線療法
紫外線には免疫を弱める作用があり、免疫異常が原因のひとつとなっている乾癬では症状を軽快させる効果があります。
免疫抑制、皮膚の増殖を抑制、ビタミンDの皮膚下合成などの作用が乾癬に対して効果的なようですね。
ただ紫外線にはUVA、UBB、UBCがあり、UBCほど短波で皮膚に対して皮膚がんなどのリスクがあるとされています。
そこで乾癬の光学療法では有害な波長を取り除き、治療効果が見込める波長のみを使用します。
光学治療は数千円の料金がかかりますが保険が適用なので比較的安価に治療を受けることもできます。
対処療法なので根本から乾癬を治療することはできませんが、症状を抑えるためには効果的ですね。特に塗り薬で対応できないぐらいの広範囲に症状がある場合は光学療法を考えてみるのもおすすめです。
・日焼けと紫外線光学療法
日焼けサロン
紫外線を利用した日焼けと言えば日光か日焼けサロンが一般的ですね。
ただ日光には一般に知られているように有害な波長も含まれているので皮膚がんのリスクもあります。
そこで健康的に日焼けできるのが日焼けサロンですね。UVのバランスを日光よりも安全にしたのが日焼けサロンです。
日光で日焼けしても症状が軽快する方は多いので、それならリスクの少ない日焼けサロンの方がおすすめだと思います。
ただ日焼けそのものに皮膚ダメージがあるのは避けられないので、継続的な日焼けにはリスクがあるのも覚えておいた方がいいでしょう。
日焼けサロン料金
ただ無料で日焼けができる日光とは違い、日焼けサロンは料金がかかります。
マシンの強さや時間によって料金は異なりますが、1回20分の使用で2000~4000円ぐらいというのが一般的ですね。
これなら保険適用の光学療法の方が安価ですが、日焼けもしたいという人にとっては日焼けサロンも選択肢に入れてもいいのかもしれません。
医療行為でしっかりと治療したい方は病院での紫外線照射の方が安心できるとは思いますが。
まとめ
紫外線照射による光学療法は乾癬治療において一定の効果が見られています。
それは日光によってもですね。ただ日光にはリスクがあるので日光に比べると日焼けサロンの方が安全性は高いでしょう。
日焼けという目的がないのなら、料金と安全性で日焼けサロンよりも光学療法をおすすめしたいとは思います。
ただあくまでも症状を抑えるという目的なので、根本的には体質改善を中心とした治療法を並行していきましょう。