乾癬と腸内環境

乾癬症状は皮膚に出ますが、原因は皮膚ではなく腸内環境と深い関係があると考えられています。

皮膚のケアをすることも大事ですが、根本から乾癬を改善するのなら、内蔵にも目を向けることが重要です。

目次

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乾癬と腸内環境

乾癬患者の腸内には様々な悪性因子があると考えられています。

腸内細菌バランスによるビオチン欠乏症、便秘による毒素蓄積、腸壁の薄さからくる毒素吸収など、これらが複合的に合わさって全身に毒素が回るという考えです。

そうして毒素が皮膚から排出されることで、皮膚疾患として症状が現れてしまうということですね。

免疫は腸内環境が司るとも考えられていて、腸内環境は健康にとって非常に重要なウエイトを占めることを覚えておいてください。

乾癬とビオチン欠乏症

ビタミンのひとつであるビオチンが不足すると、免疫機能に異常が生じたり、皮膚細胞の生成がうまくいかなくなるという症状が見られます。

乾癬患者の腸内環境は細菌バランスが崩れていて、ビオチンをエサとして食べてしまう菌が多いとも考えられ、ビオチン欠乏症の傾向が強いです。

これを解消するには腸内細菌バランスの改善が重要で、ビオチンをサプリで補ったり、ビオチンの吸収を補助するミヤリサンの摂取も効果的なはずです。

ビオチンが豊富なのは、ビオチンが発見されるきっかけともなった卵黄です。逆に生の卵白にはビオチン吸収を阻害する働きがあります。

ビオチンもミヤリサンもサプリメントで摂れるので、乾癬症状がある方には優先的に摂ってほしいサプリメントです。

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乾癬と便秘

慢性的な便秘や宿便は、腸内で毒素となり再吸収されてしまうと考えられます。

便秘によって腸内環境も崩れてしまい、毒素吸収の原因となってしまうので早期に解消することが重要です。便秘は食べ物での解消が基本ですが、洗腸などもいいでしょう。

便秘体質の解消によって乾癬が治癒された例も多くあるので、乾癬治療のひとつとしても捉えていってください。

腸壁の薄さ

乾癬患者はなんらかの原因で腸壁が薄くなっていると考えられています。

腸壁が薄くなると多孔質となり、本来なら腸を通過して、便として体外に排出されるはずの老廃物や毒素が腸壁を抜けてリンパ系に入り込み、血中に逆流するという現象が起きると考えられます。

血中に毒素が入るということは、全身に負担がかかるということだというのは想像に難しくないでしょう。

腸壁の薄さを解消するにはやはり腸内環境の改善が重要となってくるので、食生活や便秘の改善を考えていってください。

まとめ

乾癬は、腸内環境の悪化によって引き起こされる皮膚疾患なのではないかという考え方もされてきています。

乾癬の治療には皮膚のケアも大切ですが、体内や腸内に目を向けることも重要で、薬だけに頼るのではなく腸内を基とした体質改善をしてくことが大切ですね。

そのためには地道で長期的となりますが、食生活や生活習慣の見直しで体質を改善していきましょう。

乾癬治療方法と完治への道はこちらでまとめていますので、合わせてぜひご参考ください。

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